リハビリ工法とは、塩害や中性化、アルカリ骨材反応(ASR)によって劣化したコンクリート構造物の補修技術の総称です。
亜硝酸リチウム40%水溶液を使用する補修技術で、構造物の劣化の程度や部位、規模などに応じて使い分けることができます。
正和工業株式会社はリハビリ工法を取り扱う「一般社団法人コンクリートメンテナンス協会」の正会員です。
NETIS登録番号:CG-110017-VE(掲載終了)
ひび割れ低圧注入『リハビリシリンダー工法』は、注射器型のひび割れ注入器『リハビリシリンダー』を用いてコンクリートのひび割れを充填、閉塞させる補修技術です。『リハビリシリンダー』に内蔵された特殊スプリングにより、シリンダー内部にセットしたひび割れ注入材を最後まで一定圧力で自動注入することができます。
NETIS登録番号:CG-190024-A
プロコンガードシステムSとは、亜硝酸リチウムを主成分とする含浸材「プロコンガードプライマー」とシラン・シロキサンを主成分とする含浸材「プロコンガードS」を組み合わせた亜硝酸リチウム併用型表面含浸工法です。
従来の表面含浸材は主に劣化因子の遮断を目的としており、その適用範囲は各劣化機構の潜伏期に相当する期間とされています。プロコンガードシステムSは、劣化因子の遮断に加え、亜硝酸リチウムによる鉄筋防錆効果とアルカリシリカゲル膨張抑制効果を付加価値として備えています。プロコンガードシステムSは他の表面含浸工法と同様にコンクリートの外観を変えることはありませんので、施工後の経過観察、モニタリング性に優れています。
プロコンガードシステムS概念図
施工状況
NETIS登録番号:CG-220003-A
リハビリ断面修復工法はNEXCOでも採用されている亜硝酸リチウム含有ポリマーセメントモルタルによる修復工法で、塩害・中性化・ASRで劣化したコンクリートの断面修復に適しています。
塩害や中性化などで劣化したコンクリート構造物に対し、リハビリ断面修復工法を適用する場合、まず、劣化したコンクリートをハツリ取り、露出した鉄筋表面に防錆材として、『プロコン40』を塗布します。その後、浸透拡散型亜硝酸リチウム『プロコン40』を混入したポリマーセメントモルタルで断面修復します。このときの『プロコン40』の混入量は一律137.5kg/㎥で、これは亜硝酸リチウム固形分で55㎏/㎥に相当します。これにより、鉄筋周囲の亜硝酸リチウムによる防錆雰囲気を持続させ、鉄筋の腐食を長期にわたって抑制します。
リハビリ断面修復工法概念図
施工状況